信州伊那谷の郷土料理 ~五平餅の巻
―飯田女子短期大学調理研究室― 今村説子 元教授
飯田女子短期大学調理研究室がお届けする信州伊那谷の郷土料理のレシピです。
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これからだんだんといろいろなお料理をご紹介いたします。ご期待ください!
五平餅の巻
五平餅(ごへいもち)は、南信濃、駿河の天竜川沿いや、美濃の山村地域に伝わる『晴れ』の郷土料理の1つです。『ごへいもち』は、五平餅の他、五兵衛餅、ご幣餅とも書かれることがあります。また、地域によって餅や串の形、また、たれの材料などに特徴があります。
【飯田地方の五平餅の特徴】
餅は、うるち米 (もち米を少し加えてもよい)を炊いたご飯を、熱いうちにすりこ木で、粘りが出る程度に搗き上げます。搗き上がった餅は、輪切りの竹型で円形に抜き、2個ずつ竹串に刺して、炭火で焼きます。きつね色になったところで、『たれ』を付けて再び焼き上げます。
『たれ』は、信州みそ(または、濃口醤油)に胡桃、ゴマ(またはエゴマ)、山椒(または紫蘇、柚子など季節により変わる)砂糖、味醂、湯などを加えて擂合わせたものです。ゴマみそ、柚子みそ、胡桃みそ、山椒みそ、胡麻醤油など種々の『たれ』が用いられます。
今回は、山椒みそと胡桃醤油の2種のたれを紹介しましょう。
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【作り方】
1. ご飯は普通の硬さに炊き、蒸らしが終わったら、すぐにすりこ木で粘りがでるまでつぶします。
2. 熱いうちに丸く握り、型(飯田地方で市販)に入れて抜きます。
3. 串に2個ずつ刺します。
4. ご飯が冷めてから両面を少し焦がす程度に焼く
(炭火がない場合は串に刺さないでレンジやオーブントースターで。)
5. たれをつけて再度焼きます。
山椒味噌
1. 鍋に味噌、砂糖、みりん、水を入れ火にかけ、混ぜながら練ります。
2. 1)が冷めてから、みじん切りにした木の芽を加えます。※胡桃、ゴマなどを用いる時には、全材料をすり鉢で擂合せます。
くるみじょうゆ
1. すり鉢でくるみをすりつぶし滑らかになってから、砂糖、しょうゆを入れ、さらにすり、硬さを見て水を加えて擂合せます。




