CoffeeBreakがリニューアルしました。「イイタン」の今や、飯田下伊那地域の旬の話題、季節の出来事をお伝えしていきたいと思っています。

アーカイブ 2005, 12 月

信州伊那谷の郷土料理 ~味噌すいとんの巻

2005年12 月11日(日曜日) 信州伊那谷のお料理レシピ, 耳よりな話

―飯田女子短期大学調理研究室― 今村説子 元教授

味噌すいとんの巻

すいとん(水団)は、関東大震災や第二次世界大戦時の食糧難を経験された方々には、懐かしく、また、切ない思い出の食べ物でしょうか。飯田地方では、『おつめり』とも呼ばれました。小麦粉を湯や水でやわらかめに捏ねて、箸ではさみ切るようにして味噌汁やすまし汁に落として煮上げた『だんご汁』です。団子が浮き上がったら火から下ろします。主食・副食を兼ねた代用食でしたが、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、ネギなどの野菜や魚などをたっぷり入れて頂ければ、現代の食生活の改善に役立ちそうです。

みそすいとん

材料 4人分
じゃがいも 250g位(中2個)
かぼちゃ 100g
にんじん 100g位(中1本)
生しいたけ 2枚
長ねぎ 50g位(1/2本)
油揚 2枚
出し汁(煮干) 6カップ
味 噌 50~60g
すいとん  
小麦粉 150g
170~180cc

<作り方>
じゃがいもは1cmの厚さのいちょう切り、かぼちゃは厚さ1.5cmの一口大。にんじんは3mm程度の半月かいちょう切り、生しいたけ、油揚は短めの短冊切り、長ねぎは1cmのざく切りにする。
出し汁の中にじゃがいも、かぼちゃ、にんじんを入れて煮る。じゃがいも、かぼちゃが少し硬めのところへ油揚、生しいたけを加え火を通す。
2)に味噌を溶いて入れ、煮立ったところへ小麦粉生地をを大さじですくって入れ、長ねぎを加え火を通す。
<すいとんの作り方>
小麦粉をボールに入れ、硬さを見ながら水を加え、箸でかき混ぜる。箸で持ち上げた時にポトッポトッと落ちる位の少し柔らか目にすると硬くならずおいしい。

信州伊那谷の郷土料理 ~さば鮨の巻

2005年12 月11日(日曜日) 信州伊那谷のお料理レシピ, 耳よりな話

―飯田女子短期大学調理研究室― 今村説子 元教授

さば鮨の巻

~手作りの温かさを感じる素朴な味~

秋祭り(10月)に飯田市伊豆木地区の家庭で作られる郷土料理の『さば鮨』を紹介します。このさば鮨は、塩さばを酢で締めてから薄切りにしたもの、または、薄切りした塩さばを塩抜き後に砂糖、醤油、みりん、酢などで甘辛く煮たものを酢飯に混ぜたものです。後者の方が生臭みが消えて美味です。椎茸や錦糸卵を添えると一層素敵になります。 さば鮨

材   料
3~4人 分
準 備 ・ 切 り 方等
300g
 
405cc
沸騰後中火5分、弱火15分、蒸らし5分
合わせ酢
40cc
 
砂糖
15g(大さじ2弱)
 
4g(小さじ4/5)
 
塩さば
三枚おろし半身
200g位 皮をむき、骨を抜く
干椎茸
3枚
ぬるま湯200ccにつけて戻し、せん切り
A
椎茸の戻し汁
200cc
 
大さじ2
 
みりん
大さじ2
 
大さじ1
 
砂糖
大さじ1と1/2
 
しょうゆ
大さじ1と1/2
 
生姜
10g
せん切り
錦糸卵
2個
20cmフライパンで3枚焼き、錦糸に切る
砂糖
小さじ1
 
0.5g
 
サラダ油
適宜
 

<具>
1. 塩さばは、皮と中骨を除いてから幅1.5cm位に薄切りにします。
2. 薄切した塩さばは、湯煮をして塩抜きします。湯に大さじ1杯ほどの酒を加えて行うとよいでしょう。
3. 塩抜きしたさばに、材料Aと椎茸を加えて15~20分間煮込みます。
4. 煮汁を切ると、さばの甘辛煮の出来上がりです。
<鮨飯>
1. 蒸らし終わったご飯に合わせ酢をかけ、酢飯を作り、具を混ぜ合わせます。
2 .皿に盛り、上に錦糸卵を散らします。

信州伊那谷の郷土料理 ~おやきの巻

2005年12 月11日(日曜日) 信州伊那谷のお料理レシピ, 耳よりな話

―飯田女子短期大学調理研究室― 今村説子 元教授

おやきの巻

~手作りの温かさを感じる素朴な味~

おやきは、信州の広い地域に伝わる素朴な家庭料理です。有り合わせの野菜を味噌などで味付けしたものや、漬物、カボチャ、あずき餡などの具を、小麦粉生地で包んで焼いたり、蒸かしたりしたものです。昔は、米不足を補う代用食でしたが、最近では、村おこしや土産ものとして注目されています。特に、北信地区が盛んです。 おやき
<皮>

材料 5~6個分
小麦粉(中力) 200g
B・P 小さじ1/2弱
重曹 小さじ1/2弱
砂糖 小さじ1強
100cc
小さじ1強
大さじ1
調理法
 
1. 小麦粉にB.P、重曹、砂糖を混ぜておきます。 
2. 水、酢、酒を合わせておきます。
3. 1)に2)を加え、耳たぶくらいの堅さにねり、30分位ねかせておきます。
4. 5~6コに分け、丸く広げあんを包み15分間蒸します。
<あん>

材料 5~6個分
a.なす
なす 200g
サラダ油 大さじ1と1/2
みそ 40g
砂糖 20g
調理法(a)

1. なすは1cmの位角切りにし、サラダ油をまぶしておきます。
2. みそと砂糖を混ぜておきます。
3. 広げた皮にみそを置き、なすを入れて包みます。

b.切り干し大根
切り干し大根 40g
にんじん 20g
サラダ油 大さじ1と1/2
戻し汁
(だし汁)
適宜
20cc
砂糖 大さじ1と1/2
しょうゆ 大さじ2
調理法(b)
1. 切り干し大根はごみを取り除き、一度ざっと洗ってから、ヒタヒタの水につけて15分位 置き、戻す。戻ったら水気を絞って2cm位の長さに切ります。
2. 人参は2cm長さ、2~3mm角の棒状に切ります。
3. なべに油を熱し、にんじんを入れて炒め、次に切り干し大根を加え、全体に油がまわるまで炒めます。
4. 3)に戻し汁をヒタヒタに加え、煮立ったら中火にして4~5分煮て、酒、砂糖、しょうゆを加え、時々混ぜながら煮汁が残らないように20分位煮ます。

Copyright (C) 2007 Iida Woman's junior College Coffee Break Allrights Reserved.