和合の念仏踊り (国選択無形民俗文化財 指定)
下伊那郡南部にある阿南町(あなんちょう)の西の山あいにある和合(わごう)地区で350年もの間続いている行事で、この地区でその年なくなった方および先祖の霊の念仏供養として盆の時期(8/13-8/16)に行われます。
| カネ、タイコ、笛の音とともに、ヒッチキという踊りがあり、竹で作ったササラという道具を擦りあい、タイコの前後、あるいは踊りの空間を飛び跳ねる。最初は2人1組で規則正しく列の中で踊るが、踊りに熱がおびてくると、列の中から飛び出し、跳ね回る。盆踊りは、この地区の周辺でも行われるが、このヒッチキという踊りは、ここでしかみられないひとつの特徴となっています。 | ![]() |
また長さ2メートルある竹(ハチコ)の先に1メートル弱のチガヤをつけたヤッコというものを回す人が脚をくねらせ両手で竹の上のチガヤを回しながら踊るというのも趣がありました。
飯田から車でおよそ1時間かかる山あいの地区で、今も昔の人から、伝統を受け継ぎながら、踊りを通じ、この地区で人と人とのつながりを大切にしている姿を、夏の静寂のなかにも熱い踊りを通して感じされられました。(林 正樹)




