建学の精神
うつくしく生きる
高松学園初代理事長である髙松了秀は、真宗の教育を実現すべく、「新しい時代にふさわしい教養豊かな女性を、伝統の念仏の心をもとに育てたい」という願いのもと、学校法人高松学園を創設した。本学園では、この願いを「うつくしく生きる」ということばで表現し、建学の精神としている。
「うつくしく生きる」には、「うつくしい生き方」「うつくしい世界」というものがあることに気づかないといけない。そして、私自身が「うつくしい生き方」をしておらず、また、「うつくしい世界」を生きていないということに気づくことが必要である。
「うつくしい生き方」や「うつくしい世界」を求め続けていく生活の中で、「うつくしい生き方」や「うつくしい世界」にたどり着くことができるのだ。したがって、「うつくしく生きる」とは、手段ではなく、結果である。「うつくしく生きる」ことを手段とすると、かえって醜い生き方をしてしまうことになる。