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HOME >  「親と子の運動遊び」ゼミによる家庭での遊びの紹介(学生のレポート集より)②

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「親と子の運動遊び」ゼミによる家庭での遊びの紹介

はじめに

大人も子どもも、自然界も春の息吹を感じるこの頃です。
皆さんお元気ですか。
「ヨーイドン」「こっちだよー」、「やってみようか?」「できた」「ヤッター」「うれしい」と、ご家庭での元気な親子の声が聞こえてきそうです。 

子どもはからだを動かす楽しい気持ちを繰り返し楽しむとき、子どもの行動力は大きく広がっていきます。
よく見ると、私たちは子どもたちの毎日の暮らしの中に、記憶しきれないほど沢山の大きくなった育ちの姿をみつけることができます。私たちは、その育ちぶりには見惚れてしまうことばかりです。 

子どもたちがいい気分で、からだを動かして遊ぶとき、体力だけでなく、いろんな力を付けているのです。
乳幼児期には丁寧に丁寧に親子で楽しみながら、ご家庭で人としての育ちに大切と思われることも伝えてあげてください。
遊びの対象は1歳から3歳までのお子さんです。
ご家庭・保育所・幼稚園等で是非遊んでみてください。子どもたちの反応をお待ちいたしております。  

田中美智子(乳幼児のための運動あそび研究会より)
 
 

今年度のテーマ : 脚づくり「歩く力を育てよう」

(1) 「かえるとびピヨン! 」 (2歳~5歳児)
遊び方:
  ・カエルさんになって、どこまでピヨンピヨン跳んでいけますか。
  ・「小さな水溜りをピヨン!」「小川を飛越えピヨン!」など、具体的な言葉かけで、
イメージをもち跳び方、跳ぶ感覚もつかめるでしょう。
育ち:
・蹴る力、支える力をつける
 (提供:大瀧美香)
 
 
(2) 「わんわん競争」(2~5歳児)
遊び方:
・両膝をつき、よつばいなって歩いたり、走ったりしてみましょう。
  ・スタートとゴールを決めて競争してみましょう。はじめは短い距離(2m)から始め
ましょう。
・犬の鳴きまねをしながら動くと楽しいです。
・「お腹がすいたワンちゃん」「散歩にいきたいワンちゃん」などイメージし誘ってくだ
  さい。
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育ち:
・手足の協応性
(提供:大瀧美香)
 
 
(3) 「足型に合わせて歩きましょう」
環境:
・地面に大きな足型を描きます。
・家で遊ぶときは、床に大人の靴やスリッパを置いてもよいでしょう。
・お家で広く、安全な場所でやりましょう。
・スタートとゴール地点を決めて、距離は子どもの歩幅に合わせます。
あそび方:
・描いた足型を踏み、はみ出さないように大またで歩きます。両手をうまく使いましょう。
・強い脚の羽根を使って大きく跳びましょう。
・いくつまで、はみ出さないで進むことができるでしょうか。
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育ち:
・バランスよく大股で歩く。
・巧緻性・空間認知能力の育成。
参考文献:
  0~5歳児の運動および指導百科  前橋明著
(提供:池上ひとみ、坂元亜佐美)
 
 
(4) 「ダチョウさんの宅配便」
環境:
・背中に乗せる荷物として、身近にあるもの(人形や空箱、タオルなど)を用意します。
・軽いものを用意してください。
あそび方:
・背中に荷物を載せて落とさないように運びましょう。親はゴールで子どもを応援して待っていてください。両手を膝に乗せ、前かがみになって、足首をつかむなどいろんな姿勢で運ぶことを楽しんでください。
籠に入れて運ぶ・ダンボールにいれて運ぶ。
・着地の際、膝を柔らかく曲げて蹴りのばす。
・ソーレ、ピヨーンなど、合図、タイミングを声かけてあげましょう。
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育ち:
・移動系運動、技術を向上させる。
・瞬発力を、筋力、空間認知能力の育成。
(提供:池上ひとみ)
 
 
(5) 「しゃがんで立って」
遊び方:
・親のことばを聞いて「うさぎさん」「かめさん」になって楽しむ。
・早く、ゆっくりな言葉かけで座ったり立ったりの姿勢変化を楽しむ。
育ち:
・立座バランス感覚と脚の筋力をつける。
(提供:原 真奈美)
 
 
(6) 「追いかけボール」(1~2歳児)
あそび方:
・新聞ちぎりを十分楽しませる。・その後、新聞紙をひとまとめにし、ビニール袋につめボ
ールにする。
・親子互いにあてっこをする。
・慣れてきたら、当たった人が鬼になる。
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育ち:
・脚の器用さ
・的を意識して投げあてる力
(提供:宮下 彩)
 
 
(7) 「へびジャンプ」(2~5歳児)
環境:
・足元に障害物がないようにする。
・ 屋外で遊びましょう。
あそび方:
・地面や床に置いた短縄に触れないようにジャンプする。
・慣れてきたら、縄をへびのように揺らして、その上を飛んで遊ぶ。よけて遊ぶ。
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育ち:
・よける、飛越えるなどの敏捷性。
・空間認知能力の向上
(提供:坂元亜由美)
 
 
(8) 「背中で進め!」
環境:
・すべりのよいフローリングの床で行うと効果的。
・畳の上で行うときは、畳の目にそって動くと進むことができます。
あそび方:
・仰向き姿勢で、膝を曲げて足裏でお母さんの手を押すようにして、頭の方向に進みます。
・子どもが足を伸ばすときに、支えてあげると、反動で頭の方向へ進むことができます。
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育ち:
・足を蹴り方、力をつける。
・腹筋・脚力をつける。
(提供:宮澤なつき)
 
 
(9) 「ロケットジャンプ」
環境:
・思いっきり、ジャンプができるように、広いペースであそびましよう。
あそび方:
・子どもと向かい合い両手をつないでしゃがみましょう。
・ロケットの発射のように「3・2・1・発射」など声をかけ、子どもの動きに合わせて、
両手を軽く(慣れたら、強く高く)引き上げましょう。
・息があってくると、高くジャンプすることができるでしょう。
・慣れたら、一人ひとりでロケットになりジャンプしてみましょう。自然に両足とびが学
習されるでしょう。
育ち:
・脚筋力・瞬発力の強化
・リズム感覚の向上(掛け声に合わせて、動作をすることが楽しくなります。)
資料:0~5歳児の運動あそびの指導百科  前橋明著
(提供:宮澤なつき)
 
 
(10) 「ボートこぎ」
環境:
・広いところに、親子が向かい合って座る。
あそび方:
・お母さんの両足の間に子どもの足が入るように座りましょう。
・両手をつなぎ、交互に、前後に揺れましょう。
・「ギッタン、バッコン、ギッタン、バッコン」と声をかけながら気持ちを合わせてボートを漕いでみましょう。
育ち:
・軽く、強く握る力の調節
・腹筋力の強化

(参考文献)
・なにしてあそぶ?保育園・幼稚園で人気のじゃれっこ遊び
太田恵美子・石田絹代・柿田比佐子編著 草土文化  
(提供:宮澤なつき)
 
 
(11) 「足でびりびり破こう」
環境:
・室内の広い場所を使いましょう。
・新聞紙とゴミ箱を用意してください。
あそび方:
・足の指で新聞紙をちぎって、ゴミ箱に入れて楽しみましょう。
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育ち:
・足の指が器用に動く。
・きれいな土踏まずができる。
参考文献:
・0~5歳児の運動あそび指導百科 ひかりのくに
(提供:山口美保)
 
 
(12) 「ペンギンになろう」
環境:
・広い場所であそびましょう。
あそび方:
・つま先とかかと歩きができますか。
・声をかけあって歩いてみましょう。
・腕を下げ、手首を外にまげてペンギンの羽をつくり、お母さんと一緒にペンギンさんに
なって、歩いたり休んだり(じっと立っていたり)走ったり変化をつけて歩いてみまし
ょう。
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育ち:
・バランス感覚を養う。
資料:
・0~3歳児のからだのわくわく表現あそび 犂明書店
(提供:山口 美保)
 
 
(13) 「ゆらゆらバランス」(1歳~1歳3ヶ月)
環境:
・大人が足を伸ばせるところで行いましょう。
あそび方:
・お母さんは足を伸ばして座り、足の上に子どもを立たせて遊びます。
・子どもがバランスが取れるように手をしっかり持って、膝を使って軽くゆすってあげ
ましょう。
・前後左右に子どものからだを、少しずつ傾けてあげましょう。声をかけて働きかけて
あげてください。
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育ち:
・バランス感覚の向上
・脚力の向上
参考資料:
・じゃれっこあそび 草工文化
(提供:山口美保)
 
 
(14) 「車庫入れ」(2~5歳児)
環境:
・子どもが入れる大きさのダンボール
・周りに物がないことを確認してください。
あそび方:
・前にハイハイしてみましょう。
・後ずさりハイハイも促してみましょう。
・どちらもやれますか。スムーズなハイハイでダンボール(距離)まで誘いましょう。
・ダンボールを車庫にみ立てて、「○○ちゃん、オーライ、オーライ」誘ってみてください。
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育ち:
・手足を使って上手に動く(協応性)
・手足や背筋の筋肉をつける。
・空間認知能力が育つ。
(提供:岡村仁美)
 
 
(15) 「動物園のラッコ」(3~5歳児)
環境:
・積み木を用意する。
あそび方:
・床に仰向けになり、床を足で蹴りながらラッコのように動いてみましょう。
・お母さんは、飼育さんになって、「さあ、餌の時間ですよ、餌をとりに来てください。」
声をかけ、動きを楽しませてください。
・お母さんも積み木を2個もって、打つあわせながら遊びましょう。食べた残りは返しま
しょう。
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育ち:
・足をきたえる。
・腹筋力をつける。
・音に関心を持つ。
・手と足の協応性を高める。
(提供:岡村仁美)
 
 
(16) 「片足バランス」
環境:
・周りにものがないところで遊びましょう
遊び方:
・両手を水平に伸ばし、片足をあげます。
・何秒立っていられるかを一緒に数えます。
・反対の足でもやってみましょう。
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育ち:
・バランス能力(片足支持力)を高める。
参考文献:
・子育て支援のための異年齢児のふれあいあそび 今井弘雄著
(提供:岡村仁美)
 
 
(17) 「足かさね歩き」
環境:
・はだしになって動きましょう。
遊び方:
・両手握手をして、大人の足の甲上に子どもの足をのせ(重ね)、立つことができますか。
・「1・2・1・2」声をかけ、前に、横に、後ろに歩いてみましょう。
・速度を変えてみるのも楽しいですよ。
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育ち:
・バランス感覚の向上
(提供:櫻井晴菜)
 
 
(18) 「手つなぎ膝屈伸」
遊び方:
・親子で両手をつなぎ「立って」「しゃがんで」と親からの指示で一緒に立ったり、
しゃがんだりを繰り返します。
・まりつき歌「あんたがたどこさ」の「さ」の時にしゃがむというルールを決めて、
一緒に歌いながら膝屈伸を取り入れてもよいでしょう。
・「立ってからしゃがんで」「しゃがんでから立たないで」と難しくすると楽しめます。
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育ち:
・瞬発力(指示に従って反応する)の向上
・膝の強化
(提供:櫻井晴菜)
参考文献:
・なにしてあそぶ? 保育園・幼稚園で人気の親子体操
佐々木裕一著 草土文化
 
 
(19) 「なりきり歩き」
環境:
・柔らかいマットや座布団を敷くと足への負担が大きくなります。
・クッションやビニールひもなど身近なものを利用して歩く意欲を高めましょう。
遊び方:
・動物に変身して歩くことを楽しむ。
・うつ伏せになり、トカゲになりましょう。体全体を床にふせるようにしてはってみま
しょう。
・カメになってみましょう。
体を小さく丸めて、ゆっくり動いてみましょう。
・その後、カエル(四足ジャンプ)、ネコ(お尻を上げて四足歩行)、ワニ(胸とお腹を
つけて這う)、トラ(腕と脚を完全に伸ばして四つばいになり、ネコより速く走る)
という順に大きな動物にも挑戦しましょう。
・ビニールひもを低く設定して、ひもにあたらないようにくぐってみたり、クッション
のようなお山をハイハイして越えてみたりするのもいいでしょう。
育ち:
・ハイハイの手足の協応性の向上
・四足バランス感覚の向上
・腕・脚の筋力強化
参考文献:
・楽しいなりきりあそび 武馬久仁裕著 黎明書房
・子どもとマサターする46の体力づくり 上野良治 合同出版社
(提供:櫻井晴菜)
 
 
(20) 「両足とびだっこ」
遊び方:
・両手握手で小さいジャンプ、大きなジャンプを楽しみましょう。
・お母さんは、子どものジャンプに併せて腕をタイミングよく上下させジャンプのタイ
ミングを感じ取らせてください。
・「いちにの」で小さくジャンプし、「さん」で高く跳び上がり、お母さんに抱っこされ
ます。お母さんは、「さん」のとき、両手を引き上げ、すぐに子どもを抱きとめてあげ
  てください。
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育ち:
・ジャンプでの足の蹴り方、着地の仕方を学ぶ
・跳躍のタイミング
(提供:櫻井晴菜)
 
 
(21) 「おすもうごっこ」
遊び方:
・「両足とびだっこ」の状態で、子どもにお母さんの首、体をしっかりつかまらせ、脚を
  胴に巻きつけさせる。
・お母さんはお相撲さんになり、しこを踏みます。
・子どもは滑り落ちないようにして「どすこい どすこい」声をだして、親子一体に
なって楽しみましょう。
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育ち:
・筋力
・耐える力
(参考文献)
なにしてあそぶ?保育園・幼稚園で人気の親子体操
佐々木裕一著 草土文化
(提供:櫻井晴菜)