7月12日の「キャリアデザイン」の時間は飯田市にある、
もりのようちえん「野あそび保育 みっけ」の内田園長先生に来ていただき、
今全国的に注目されている「森のようちえん」についてご講義いただきました。

概要を説明いただき、実際の保育の映像を交えながら詳しく教えていただきました。
住んでいる地域が持っている自然環境から学べることはたくさんあり、
季節を問わず自然とのやり取りを通して子どもたちを
「にんげん」に育てていくという言葉が印象的でした。

昨今全国で自然災害が起きていますが、ひとりひとりが
自分で考え、判断・行動するための「生きる力」というものが
今後ますます必要とされるのではないでしょうか。
続いて長野県庁からお越しいただいた竹内先生にご講義いただきました。

長野県で進めている「信州やまほいく」において、映像を交えながら
子どもにとってなにが成長に大切かを、わかりやすく教えていただきました。

子どもたちのいきいきとした表情、楽しそうな様子がとてもよく伝わってきました。
特別な活動をしているわけではなく、本来子どもにとって幼児期に必要な活動を
豊かな環境、経験を通して提供していきたいということをお話しくださいました。
既存の資源を十分に活かしながら、長野県のすべての子どもたちに必要な成長を、
今住んでいる自然環境から学べるようにしていくという熱意が伝わってきました。

人間の土台となる幼児期の過ごし方について、真剣に考えている方が
住んでいる地域に多くいらっしゃるという心強さを再確認した時間でした。
先生方、お忙しい中お越しくださいましてありがとうございました!